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Nov 1, 2023
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[Research Result]がんの標的α線治療の効果増大を目指したラジオセラノスティクス用薬剤を開発―より効果的なα線治療への応用に期待-

次世代精鋭人材創発プロジェクト選抜学生の越後拓亮さん(大学院医薬保健学総合研究科薬学専攻 博士課程2年)、金沢大学新学術創成研究機構の小川数馬教授、三代憲司准教授、医薬保健研究域薬学系の淵上剛志准教授、宗兼将之助教、福島県立医科大学の高橋和弘教授、鷲山幸信准教授らの共同研究グループは、アスタチン-211(211At)によるがんの標的α線治療の効果増大を目指したアルブミン結合部位含有ラジオセラノスティクス用薬剤の開発に成功しました。
ラジオセラノスティクスとは、がんの核医学診断・核医学治療を一体化して行う手法であり、ラジオセラノスティクス用薬剤は,標識する放射性核種を診断・治療用で変更することにより、核医学診断にも核医学治療にも用いることのできる薬剤です。
本研究で開発に成功したアルブミン結合部位含有ラジオセラノスティクス用薬剤は、マウスでの実験の結果、がんへの高い集積・保持を示し、がんの増殖抑制効果を示しました。本研究をさらに発展させることにより,標的α線治療のさらなる効果増大につながることが期待されます。
本研究成果は、2023年10月11日に欧州核医学会が出版する国際誌『European Journal of Nuclear Medicine and Molecular Imaging』のオンライン版に掲載されました。

本研究成果の詳細:コチラ
DOI:10.1007/s00259-023-06457-0