第8回次世代三々塾&プロジェクト説明会を開催
11月29日、金沢大学博士研究人材支援・研究力強化戦略プロジェクト(HaKaSe+)は、「第8回次世代三々塾&プロジェクト説明会」を開催しました。当日は、学士、修士、博士の全ての課程から学生100名以上が参加しました。
HaKaSe+では、博士人材として我が国の科学技術の進展及びイノベーションの創出に貢献し、未来を切り拓こうという気概溢れる博士学生への支援に力を入れるとともに、学生の博士進学を強く後押ししています。
本企画では第1部「第8回次世代三々塾」と第2部「プロジェクト説明会」の2つのセッションを設けました。
第1部の「第8回次世代三々塾」では、本学副学長(産学連携・研究(総括)担当)であり株式会社ビジョンインキュベイト代表取締役を務める、ナノ生命科学研究所の松本邦夫特任教授が登壇しました。松本特任教授は、本学学士課程及び修士課程を経て、理学博士として大学附属病院皮膚科に勤務した経歴、さらに創薬ベンチャーの起業を果たした異色の経験を背景に、「人の役に立つ研究をしたい」という夢と志を持って研究を続けてきた思いを語りました。また、松本特任教授は、博士学位が海外での活躍に不可欠である実態を紹介し、博士進学の意義を学生に語り掛けました。一つの分野に注力するだけでなく、様々な分野に挑戦することが視野を広げ、知見を深めること、そして、柔軟な心で研究に向き合うことが大切であるとの松本特任教授の言葉に、参加学生の多くが感銘を受けていました。
第2部の「プロジェクト説明会」では、博士研究人材支援・研究力強化戦略プロジェクト合同実行委員会委員長である森本章治理事(総括・大学改革・教育・情報担当)/副学長が、プロジェクト概要及び令和7年度4月期募集説明を行いました。その後、HaKaSe+各事業に採用されている選抜学生4名が、HaKaSe+の支援を受けて、博士学位取得を目指して研究に励んでいる様子を語りました。参加学生は、HaKaSe+の事業内容について理解を深めるとともに、選抜学生の実体験を聞き、博士進学への意欲を高めました。
HaKaSe+では、未来社会で躍動する博士人材の育成・輩出を使命とし、博士人材として歩み始める学生を支援していきます。
夢と志を持って研究を続けてきた思いを語る松本特任教授
参加学生からの質問に熱心に答える松本特任教授
博士学生支援における金沢大学の思いや考えを伝える森本理事
HaKaSe+の支援を受け、研究に励む様子を紹介する選抜学生